軽井沢・プリンスショッピングプラザ「高セキュリティWi-Fi」 × 「アプリ自動連携」による顧客体験向上に向けた実証実験を共同で実施

業界初、企業アプリ向け店舗Wi-Fi自動接続技術を活用し、クーポンやプッシュ通知などエリア別に最適なコミュニケーションをご提供

2023.02.20

株式会社西武リアルティソリューションズ
株式会社アイリッジ
株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス

株式会社西武リアルティソリューションズ(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:齊藤 朝秀、以下「SRS」)、株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、以下「アイリッジ」)、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:向吉 智樹、以下「Wi2」)の3社は、2023年2月20日(月)より、SRSが保有・運営する「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」において、「高セキュリティWi-Fi」 × 「アプリ自動連携」による顧客体験向上に向けた実証実験を共同で実施いたします。

本実証実験は「軽井沢・プリンスショッピングプラザアプリ」(以下「当該アプリ」)を通じ、ご来店いただいたお客さまへ施設内の高セキュリティWi-Fiへの自動接続をご提供することで、施設内にあるアクセスポイントから店舗情報や曜日に応じた施設からの最適な情報を配信するなど、お客さまの利便性や回遊性の向上に向け、新しい顧客体験をご提供いたします。
さらに今後このデータから得られたお客さまの動向を分析するなどマーケティング施策に活かすことでより顧客満足度を高める施設づくりを目指してまいります。なお商業施設の企業アプリにて高セキュリティWi-Fiを自動接続させマーケティング施策につなげる取り組みは業界初の試みです。

実証実験の実施背景

新型コロナウイルス感染症の影響で店舗スタッフの省人化と顧客の購買行動変容が進む中、スマートフォン等で情報を調べながら効率的に買い物をしたり、非接触のデジタル会員証やクーポンを活用したりする顧客行動の浸透が進んでいます。特に、約260,000㎡の広大な敷地面積と店舗数約240を誇る軽井沢・プリンスショッピングプラザにおいては、施設・店舗情報をはじめ、デジタルマップ(ルート案内マップ)によるルート案内やレストラン・フードコートの混雑状況をリアルタイムで確認できる当該アプリが重要な施設ガイドの役割を果たしており、来場後にアプリをダウンロードし、施設をご利用いただく方が多くなっています。
このような背景から、当該アプリを開発支援するアイリッジと、施設内にてWi-Fiサービスを提供するWi2が連携することで、「お買い物中にストレスなく必要なタイミングで欲しい情報が入手できる」、新しい顧客体験のご提供に向けた実証実験を行います。

左:エリアに基づくプッシュ配信イメージ / 右:高セキュリティWi-Fi接続によるプッシュ配信の流れ

実証実験概要

今回の実証実験では、当該アプリのユーザーに対し、施設内にてアプリによる高セキュリティなWi-Fiへの自動接続を提供するとともに、接続しているアクセスポイントが設置されているエリアに応じたクーポンやメッセージなどの配信を行います※。Wi-Fiへの自動接続には施設内約40箇所に設置されたWi2のアクセスポイントを利用し、位置情報の分析やクーポン配信などの施策にはアイリッジのアプリマーケティングツール「FANSHIP」を利用します。まずはエリアに応じたご案内の有無によるクーポンの開封率変化など、顧客行動の分析を行い、顧客体験向上に向けた検証を行う予定です。

  • 初回接続時にWi-Fi自動接続および位置情報等の利用について許諾した方を対象とするサービスです。
実施期間 2023年2月20日から約半年間を予定
実施概要 公式アプリのユーザーに対し、施設内にてアプリによる高セキュリティな Wi-Fi への自動接続を提供するとともに、接続しているアクセスポイントが設置されているエリアに応じたクーポンやメッセージなどを配信。
それによる顧客行動の分析を行い、顧客体験向上に向けた検証を実施。
各社の役割・提供サービス SRS:顧客向けコミュニケーション内容の企画
アイリッジ:アプリおよびシステム連携部分の開発、「FANSHIP」提供、運用支援
Wi2:高セキュリティ Wi-Fi サービスおよび自動接続機能の提供

今後の展望

今回の実証実験は約半年間の実施を予定しています。その後は状況を見ながら、時間帯データなど、位置情報以外のデータに基づく配信などにも施策の幅を広げ、他エリアのイベント情報やエリアごとの混雑時間帯を避けた誘導など、より満足度の高い施設体験の提供を目指してまいります。