学べる場所をより柔軟に 教育・研究における公衆無線LANの安全な活用の共同実証実験「ギガぞうWi-Fiの学術認証フェデレーション」を開始

2024.03.14

国立大学法人大阪大学
株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス

国立大学法人大阪大学・サイバーメディアセンターと株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:向吉 智樹、以下 Wi2)は、大学が発行した個人のIDにて「ギガぞうWi-Fi」接続の認証を行う、学術認証フェデレーション*1(以下、学認)による共同実証実験*2 を3月14日から開始します。

昨今の教育・研究活動は、コロナ禍を経てブレンデッド教育やオンライン会議が日常となり、学外での公衆無線LAN利用の機会が増加する一方で、安全性等の面で課題がありました。
今回の共同実証実験は、公衆無線LANの利用状況の実態についての検証を行うとともに、大学固有のサービスであるユーザ認証のシステムと既存の民間サービス「ギガぞうWi-Fi」を連携させ、シームレスで安全なオンライン環境の提供の可能性について等の検討を目的に実施します。

学認のシステムは、大阪大学が全学生・全教職員に発行する個人IDを活用し、学内の各種サービスにログイン・利用するための認証連携を行う仕組みを提供しています。今回の共同実証実験では、大阪大学の全学生・全教職員を対象に、学認を用いて、新たにギガぞう専用IDを管理・配布することなく、すでに大学より発行されている個人のID・パスワードにて「ギガぞうWi-Fi」が利用可能な場所でも教育・研究活動を安全に行うことが可能かを検証します。また、このたび大阪大学のアクセスポイントへSSID「Wi2eap」を追加することにより、大阪大学を訪問する「ギガぞうWi-Fi」ユーザも学内にて自動的にWi-Fiに接続し、インターネットが利用可能となります。本共同実証実験により、キャンパス内にとどまらず安全に大容量のデータ通信を可能とすることで、学生・教職員の安全な教育・研究活動を支えます。

  • *1 学術認証フェデレーションは、教育・研究機関や関連機関の情報サービスと学内のアカウント認証機能を連携させることができる共通基盤サービスで、利用者は複数のサービス提供者に対して同一IDとパスワードでログインすることができます。
  • *2 本件は、国立大学法人大阪大学・サイバーメディアセンターと株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスとの共同研究として実施するものです。学認による「ギガぞうWi-Fi」接続は、個人を特定しない形で利用状況を統計活用することについて同意のうえ利用いただきます。