スマホのセキュリティ対策アプリ・VPNアプリ、選ぶポイント
セキュリティ対策アプリとは
ひとことでセキュリティ対策アプリといっても、マルウェアやフィッシングサイトなどによるインターネット上の攻撃に対して、ブロックしてくれるものや、通信をVPN技術で保護してくれるものなど様々なものがあります。
フィッシングサイトとは
フィッシングサイトとは、利用者から個人情報を盗み出すために、実際に存在する企業サイトとそっくりに偽装して作られたサイトです。SMSやメールでサイトへ誘導し、利用者へ巧みにIDやPWなどを入力させ、情報を盗み出します。
マルウェアとは
不正な働きをするために悪意をもって作られたソフトウェアやプログラムを総称して「マルウェア」と呼びます。中には便利なアプリを装って、盗聴や情報の改ざん、データの消失などの働きをするものも存在するため、アプリをダウンロードする際にはその提供元を確認することは非常に重要です。
VPNとは
VPNとは「ヴァーチャルプライベートネットワーク(仮想専用線)」の略です。聞きなれない言葉ではありますが、インターネット上の仮想のトンネルで通信をする、といったイメージです。トンネルですので、外から中を見ることができない、という点において安全性が高いといえます。悪意のある第三者による盗聴や情報の持ち出しを防ぐことができるのです。
ただし、VPNはサービス提供元のサーバーを利用するため、サービスを選ぶ際には信頼できる提供元であるか、必ず確認しましょう。
アプリでセキュリティ対策を
スマホを安全に利用するために、導入しやすいのはアプリでの対策です。様々な企業から、インターネット上の脅威から身を守るためのセキュリティアプリが提供されています。ポイントを押さえて、自分に合ったアプリを検討してみましょう。
セキュリティ機能
セキュリティ機能といっても各社、様々な機能を提供しています。アプリを選ぶ際には自分に必要な機能が搭載されているか確認してみましょう。以下のような機能を備えているかをポイントとしてみるのもいいでしょう。
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フィッシングサイトへの対策として、誘導するメールをチェックし事前にブロック
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疑わしいサイトやファイルのダウンロードをブロック
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高度なパスワードの自動生成やパスワード管理
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ダウンロード前に危険アプリを警告
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安全でないWi-Fiの警告
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VPN接続機能
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端末を盗難した際のロックや、データ削除機能
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複数端末利用
料金
セキュリティにおいて信頼できるサービスは、有料であることがほとんどです。ただ、返金保証やお試し期間などを設けている場合もあります。年間での利用年数や、台数によって料金も変わってきます。
インストール可能台数
1台〜10台以上まで、各社様々なプランがあります。利用する端末はすべてセキュリティ強化をすることが賢明ですが、予算などに応じて検討するとよいでしょう。
動作環境
アプリをインストールするために、ストレージ容量や、OSのバージョンも確認しておきましょう。
提供元
セキュリティアプリを利用するにあたっては、信頼できるサービスであるか、提供元を確認することが非常に重要です。無料がゆえに、通信内容によって得た情報を広告として利用されるなどの例もあります。
通信会社が提供するVPN接続で安心
フリーWi-Fiを安全に利用できる「ギガぞうWi-Fi」
外出先でフリーWi-Fiを安全に利用するには、VPN接続が有効ですが、通信会社である株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス(Wi2)が提供する「ギガぞうWi-Fi」は、フリーWi-Fi接続時にはVPN接続を提供し、また会員専用の高セキュリティWi-Fiも利用できる、新しいタイプのセキュリティ対策アプリといえます。
自分のスマホだけを契約する「スマホ専用プラン」、家族みんなで5台まで使えLTE通信を最適化する「スタンダードプラン」、最大10台まで使え、LTEの通信の最適化とモバイル機器の保険も付いた「ファミリー機器安心パック」の3つのプランが選べます。
スマホを安全に使うにはセキュリティ対策が必要
スマホのセキュリティ対策を盤石のものとするためには、以下の四つの点に注意する必要があります。
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セキュリティ対策ソフトの導入
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VPNアプリの導入
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OSのバージョンアップやアプリの更新
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セキュリティ対策が施されたアプリの利用
セキュリティ対策ソフトには無料のものもありますが、スマホのセキュリティを守るには機能が充分でなかったり、通信内容を不正に利用される危険性があるなどのリスクも考えられます。セキュリティアプリを導入する際には、安全な提供元と提供されるサービス内容をよく確認しましょう。